Q:「いずも」について、大臣は「現在、具体的な検討を行っていない」と「現在」と「具体的」という言葉をつけてお話されていますけども、
日本が空母を今後配備していくということ、島嶼防衛に関してF−35Bのような戦闘機を配備していくということ、そういった全体の議論というのが行われるという認識で良いのでしょうか。
A:当然、わが国の防空を全うするために、様々な検討を不断に行っていくことが大切だと思いますし、そのためにはどのような装備が必要かということ、それは当然検討していく重要なことだと思っています。
ただ、具体的に何か決まっているということではありません。また、従前からお話していますように、専守防衛ということ、この基本も変わっておりません。
Q:万が一、空母のような兵器を持つ、戦力投射能力のある兵器を持つことになった場合は、制御的に運用すれば問題ないということでしょうか。
A:あくまでも、従前から、わが国の方針というのは、性能上専ら相手国の国土の壊滅的破壊のためのみに用いられる、いわゆる攻撃的兵器は保有しないということであります。
その判断で対応していくことになると思います。
Q:それでは防御型の空母でしたら、保有できるというお考えなのですか。
A:私どもとしては、今までの専守防衛の考え方は変わらないということであります。
Q:大臣御自身は防御型の空母でしたら、専守防衛の原則を外さないと考えられますか。
A:防衛省としては、わが国の防空を全うするため、様々な検討を不断に行うことは大切ですが、F−35Bの導入に向けた具体的な検討というのは行っていないという答えに尽きると思います。
ソース
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2017/12/26.html