キリスト教(と、それの元になったユダヤ教)の嘘というのは、実はかなり範囲が狭いのです

「偽証するなかれ」であり、偽りの証言をしてはならない、ということになります
もっというと、要するに罪を裁く裁判において、証人の証言が大変に重い意味を持っていたので
そこで偽りを述べることは、被告の行く末を決定してしまうからです
さらに言えば、あらゆる裁判は、一人の証人によっては立証されず、二人または三人の証言によって
犯した罪は裁かれなければならない、とされます

それほどまでに証言の持つ意味が重いがために、「偽証してはならない」が十戒の一つになるほど大事にされたわけです