避難所で昔このネタやってたよね……と思って発掘


498 名前:両棲装〇戦闘車太郎 [sage] :2016/12/24(土) 16:54:55
暴力眼鏡に定評がある某社が計画する濃厚なかげぬいの壁サークルの件、纏まった話を聞いたのでぶっぱ。


オーストラリアで開催されたPACIFIC2015で三菱重工が模型展示した多機能護衛艦、社内プロジェクト名「かげろうプロジェクト」。
コンセプトは高速化・ステルス・省人化で、特にステルス性能を重視することから実体の無い陽炎に準えた命名らしい。
もろちん、帝国海軍駆逐艦の完成形とも称賛された陽炎型駆逐艦及びネームシップの陽炎を意識したことは想像に難くない。
また、先進性・多機能性を要求されていることから、多種多様な運用状況に対応する汎用性と、艦隊としての能力発揮を志向したネットワーク対応も追加とのこと。

さて、高速化ということで最初のポイントとなる機関構成は、MEKOフリゲートに倣うCODAG-WARP方式。
ただしLM2500IEC×2でウォータージェットを駆動し、目標速力34ノットという意欲的な数値。
排気についてもWARPに倣って海水混合艦尾排気で、ソレによる防水隔壁貫通からのダメコン能力低下は将来的課題の模様。
既に小スケール模型による水槽自由航行試験は行われている模様で、速力目標達成に関してはソレなりに自信が得られた模様。

ステルス性能については、現行の「あきづき」型護衛艦と比べてレーダー披探知距離を半分にする、という野心的な目標。
先の艦尾排気も加味してステルス性能の向上にかなり注力しており、シミュレーション上は目標を達成する形状を得られたという判定の模様。
なお、どうしても左右正横からのRCS低減は困難なので、ステルス機のコンセプトに倣って「特定角度だけ極端にRCSを大きくする」デザインにしたとか。
先の高速化とステルス性能を組合せることで敵ASCMの捜索圏をチギって生残性を獲得するので、チャフ弾とEJ弾は積むが固定ECMは省略。