>>621
> では何でイギリス海軍はAEWヘリを…と言えば、フォークランド紛争のように単独で海の果てみたいな
> とこにある海外領土防衛戦まで考慮してるから。

その場合、イギリス海軍がイギリスの海外領土防衛のために単独での戦わねばならない場合の相手は
アルゼンチン空軍のような2流、3流の航空戦力だからヘリAEWでも十分という判断がある。

逆に言えばQEがヘリAEWでは心もとないレベルの1流の航空戦力を持つ相手と戦う場合には、
NATOの一員として戦うか、あるいは少なくともアメリカ軍との共同作戦として戦うのが大前提だから、
E-3 AWACSやE-2Dというちゃんとした早期警戒の傘が必ず提供された状況での戦闘になるので、
QEが自前で本格的なAEW機を持たなくても問題ないという判断もある。


>>617
> そもそも強襲揚陸艦に搭載できる早期警戒機がアメリカにもないのは何故?

アメリカの強襲揚陸艦はアメリカ空軍や海軍空母航空団のエアカバーの下での戦闘が大前提。
だから空軍のE-3や海軍CVW所属のE-2Dがあるので自前で早期警戒能力を用意する必要は皆無。
そんな機体を搭載する余裕があれば、その分、CAS用攻撃機や戦闘ヘリの搭載数を増やすほうが遥かに重要。

> オスプレイAEWの方がF35Bより必要な装備だと思うが

オスプレイをAEW機にしようとすれば、胴体を与圧可能なものにせねばならないので、
胴体の全面的な改設計が必要になるし、また与圧に耐えられる胴体は重量も増加するので
搭載するロートドームや電子機器の重量増だけでは済まず、開発費はとても多額になると予想される。

しかも生産機数は現行の輸送機型よりもずっと少ないのでAEW型の機体単価は電子装備のコストも加わり確実にべらぼうな額になる。
ほぼ確実にE-2Dよりも高額な機体になるだろうから、海外でも導入してくれる国はほとんど存在しそうにない。(日本なら買っちゃうかも知れないが)