>>832
問題は「オンコールでの支援を実施する」必要性が、戦争、紛争の期間、出撃比率においてどのくらい高いの
か、というところでは? 無人島に上陸した、という話であればまずは補給を断って、奪還する段でもねちっこく
偵察してれば、旧来の意味での隠顕隠蔽された兵力は潰せないというセオリーは、EOとサーマルの前では人
工物使った時点でどうにもなりません。草刈ってかぶせても、刈られた草を区別する世界ですし。

電話一本で即お届け、がとてつもなく重要必須なら、米軍のB-1にJDAMを満載して1ソーティ15時間のパトロ
ールでもやらせたほうがマシですし。対テロ戦争でやったそれを極東でもやるぞというのが、グアムへの展開
や朝鮮半島上空の飛行なわけで。

CASが重要というのは事実として、じゃあいまできるCASと前方展開基地あるいは空母を持ったときとの差は
どうなのか、費用はいくらなのか、その差を埋める別の手段の有無と費用、と検討しておかなければならない
事柄はあるわけです。でも前方展開基地なり空母なりでどのくらい利得があるのかの説明もないでしょ?

>「水陸機動団或いは島嶼の防衛部隊に対しての近接航空支援を実施する場合に、
>オンコールでの支援を実施するための現地上空での待機時間増加、基地に期間して補給、再出撃からの現場再進出のためのターンアラウンドタイムを極力短くするため」

要はロイタータイムの増加とターンアラウンドタイムの短縮で、米軍から給油機の応援呼べばロイタータイム
はいちいち基地に戻るよるも伸びるし、再出撃までの間隔が重要になるほど目標があるなら配備機数を増や
すなりB-1連れてくるなり、投げつけるJDAMを増やす方策は別にもあるわけです。中国本土の空軍基地に攻
撃かけて島に送り込む戦闘機を減らせば、DDHから攻撃ヘリ飛ばすとか艦砲射撃するとか戦闘機によるCAS
以外で目標を叩く方策だって採れるわけで。

「島嶼防衛で基地を前方展開に出す必要性」の説明自体、終わるどころか始まってもいないので。