新たな兵器を米国から購入するたびに「高すぎる、問題だ」となっているのだが、数十年後に検証するとそれらは妥当な価格でした。
日本が米国から導入するときは「数十年分のメンテナンス費用込み」であり、一般的に兵器は本体価格と同程度の整備費用がかかります。
仮に戦闘機を60億円で買い叩いたとしても、その戦闘機が退役するまでには、もう60億円掛かるのです。
こうやって買い叩いた韓国では、ほとんどの戦闘機が故障して、稼働率が日本の5分の1以下だと言われています。

もっと重要なのはアメリカは兵器の「開発費」を負担したのに対し、日本は「製造価格」と「整備費用」だけを負担している点です。
日本がAWACSを購入したとき、新型なので開発費用を負担させられたが、当たり前の事であり、アメリカも開発費を支払っています。
F35戦闘機では米軍は合計80兆円もの開発費を負担する事になると推測されているが、日本が負担するのは1機146億円の本体価格だけです。
どちらかというと「ぼったくられている」のはアメリカ軍の方であり、開発費込みでは自衛隊より高い値段で購入しています。
もし日本が購入費用すら出したくないのであれば、もっと安い中国製やロシア製を買うか、自前で作れば良いのです。

だが三菱や川崎重工が米軍と同様の兵器を開発したとして、同じ性能でもっと安く済む可能性はゼロです。