2017年はあえて「ヒット不在」 ワンチャンなかった「けもフレ」
https://mainichi.jp/articles/20171229/dyo/00m/200/052000c
間もなく終わりを迎える2017年ですが、アニメで振り返ってみると一体どんな年だったでしょうか。
「国産アニメ誕生100周年」や「アニメ市場規模2兆円突破」、また忘れてはならない「けものフレンズ(けもフレ)」ブームもありました。
ですが私の考えでは、この一年は「ヒット不在の年」だったと思います。
明るい話題の一方で、なぜこんな消極的な総括になってしまうのでしょうか。今年一年を振り返りつつ、探ってみたいと思います。
(中略)
それではやはり、2017年はそんな中で唯一の「覇権作品」となった「けもフレの年」じゃないかというと、
それもそうとは言い切れないと思います。確かに「けもフレ」が今年唯一の「覇権作品」だったのは間違いありませんし、
放送終了後も着実に盛り上がりは増していました。それでも、9月の監督降板発表以降は当初の勢いがなくなり、
結局年末まではもたなかった感がどうしても否めないからです。
もちろん誰がいい悪いという話ではありません。しかし、このゴタゴタで「けもフレ」の優しい世界が好きだったファンが、
見たくなかった部分を見せられてショックを受けたのは間違いないでしょう。
そこからの急減速がなければ、「もしかしたら紅白出場もワンチャンあったのでは?」とも思ってしまえる以上、
そして右肩上がりで今年を締めくくれなかった以上、単純に「けもフレの年」だったねとは言い切れないと、私としては思います。


カドカワは金の卵を産むニワトリを平気で解体しちゃうクソだから、ちかたないね