オーストラリア、1994年〜1995年頃の内閣の機密資料について報道される。
1994年初頭の資料にはコリンズ級潜水艦の戦闘システムの統合と試験が遅れており、
計画が大幅に遅延することが記されていた。
1番艦HMASコリンズは当初の計画から5カ月遅れていた公試段階で
ソフトウェア未完成であったため潜水することしかできない状態だったという。
さらにHMASコリンズは進水時点でかなり未完成な状態で、船体の一部が
鋼板に見えるよう黒く塗られた木材で代用されていたとのこと。
94年9月の報告書には計画がさらに1年遅延することが記されていた。

報告書には当時のキーティング政権が防衛産業の発展に力を入れている様子が記されており、
当時、政府関係者がコリンズ級の輸出も検討していたことが明らかになっている。
防衛関係者は自国の高度な技術の輸出について注意するべきと主張していた。

高度な技術、とは一体...。