南雲忠一中将を再評価するスレ(己)
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南雲長官はもっと評価されるべき(34代目)
前スレ
[33代]南雲忠一中将を再評価するスレ(不)
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/army/1500723627/
(>>119〜 暗号情報を信用するかの章、>>494 PBY温存方針の章
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>30の続き
高い山脈などの障害物が無い洋上では、
ある程度広範囲の海域において、
風向きが一定方向になりやすく、
200浬を隔てた両艦隊にとって、条件が同じになることも。
すなわち、一方は風を味方に付け、他方は風を敵に回す、
そんな環境で、一日戦わなければならない。 >>31の続き
ミッドウェーのときが、まさにそうで、
当日は東風が吹いていたため、
日本空母は、友永隊発進のときも、収容のときも、
飛龍攻撃隊を出撃させるときも、
常に東進、対敵側へ進みながら実施することができ、
彼我の距離を縮めることにつながった。 >>32の続き
逆に米空母は、攻撃隊を出すときも、戻すときも、
東進、つまり敵とは逆方向に反転しなければならず、
実に効率の悪い戦いを強いられたのです。
まぁ、撤退する時は良いんですがねぇ >>33の続き
今回の米艦隊で言うと、
「ポイント・ラック」と呼ばれる、ミッドウェー島の北東海面に
集結した両任務部隊は、敵に待ち伏せを悟らせないため、
お互いを10キロの視認圏内におきながら、南西方向に
航行していた。
ミッドウェー島を空襲するため、島の北東方向から
接近する南雲機動部隊に対し、側背から奇襲を
仕掛けることを企図して。 >>34の続き
海戦当日の6月5日(日本時間)、黎明時に
TF17ヨークタウンは、索敵機(SBD10機)を発進。
その後、0300過ぎになって、PBYからの
敵艦隊発見報告が入り、フレッチャー少将は
TF16のスプルーアンス少将に対し、
「南西方向に進み、敵空母を攻撃せよ」
と命令した。 >>35の続き
しかし、自らが同じ行動をとることはしなかった。
その後に、こう続けています。
「当部隊(TF17)は、索敵機収容後、貴部隊(TF16)に続く」 [ミッドウェー海戦](6月5日0300頃)
┌┘
(ヨークタウン)TF17▽ ┌┘
←┘ ▽TF16
┗┓ ←┘(エンタープライズ
▼南雲機動部隊 ホーネット)
↓
■ミッドウェー島 >>37の続き
このため、フレッチャー少将直率のヨークタウンは
途中でスプルーアンス隊と別れ、
彼らと正反対と東北東方向へ航行しつつ、
索敵機の収容を行った。 >>38の続き
早朝に出した10機の索敵機は、同時に戻ってくるわけでは
無いので、しばらくの間、東進を続けなければならなかった。
そして、収容が完了したのが0345時
すでにTF16との距離は、40浬以上離れていた。
>>25 >>39の続き
ヨークタウンは、>>36の通り、直ちに南西方向へ
変針し、スプルーアンスのあとを追う。
ほぼ同時に、0356時より、エンタープライズとホーネットは
攻撃隊を発艦させるため、南東方向へ変針した。
今度はTF16の方が、日本艦隊から遠ざかる行動をとる。
まったく厄介な風向きですね。 >>40の続き
>>25の航路図では、
両隊の航跡が交差していますが、
実際はお互いを視認したわけではなく、
TF16が攻撃隊を発進させた(0428時)海域を、
TF17が約1時間後(0538時)に通過したことになる。 >>41の続き
つまり時間差はあるものの、
両隊が攻撃隊を発進させたのは、ほぼ同じ海域だった。
ヨークタウンの攻撃隊が、特別に有利な条件だった
というわけではないようです。 >>42の続き
もちろん、その間、南雲機動部隊も動いているので、
彼我の距離も変わってきます。
ヨークタウンが攻撃隊を発進させた0538時から、
友永隊の収容が開始され、それが終わると
日本空母は北上に変針したので、
攻撃隊にとってみれば、敵艦隊が自らの方へ
接近してくる形になり、この点では恵まれていた
と言えるでしょう。 >>44の続き
ここで気になるのが、『歴史群像』の記述で、
「ちょうどこの頃(0700頃)、ヨークタウンの航空弾は、
無事に全部隊がそろって、日本艦隊付近の水域に
まで達した。 >>44の続き
攻撃隊の発艦にあたって、同艦のペダーソン飛行長は、
各隊の指揮官に、進撃方位を伝える際に、
第三雷撃隊に航法を担当させ、他の隊はこれに続行
するという指針を示し、第三雷撃隊の航法担当官には
ストレンジ気象長から、洋上での風落による位置変化の
修正法を伝えさせた。 >>45の続き
この飛行長の配慮が、この日の朝、米空母を飛び立った
飛行団のうち、ヨークタウンのみが全隊まとまって
日本艦隊の上空に到達するという結果を生んだ」
(太平洋戦史シリーズ(55)日米空母決戦ミッドウェー)p144 >>46の続き
米空母航空隊の航法のお粗末さは、
度々、指摘していますが、
それを議論する上で、
「そもそも航法計算(目標の未来位置の予測)が間違っていた」と、
「航法計算は正しかったが、伎倆が未熟で、その位置に到達できなかった」
この二つを切り分けて、考える必要があります。 >>45
ペダーソン飛行隊長が雷撃隊に航法をまかせ他の隊もこれに続けと指示できたのは珊瑚海で実戦経験のおかげだよね。
航行の根本的な解決ではないがバラバラになるよりかはベターな選択と。 >>32
ミッドでは敵艦隊との距離は近く、風向きの点でも有利だったから
赤城もやられず、敵艦隊の位置がはっきりしてたら
水上艦艇を前進させて砲戦に持ち込むという手段もあり得たよね。 >>48 そうですね。
ミッドウェーでも、雷撃隊は全機会敵に成功していますし。
>>49 まったく。過去スレで仮想戦記を作りましたが、
その趣旨は、第二次攻撃隊さえ発艦できれば、
たとえその後に三空母が被弾したとしても、
飛龍+夜戦で、米空母を仕留められる! という未練から >>47の続き
まず、前者の航法計算が誤っていたら、
いくら正確に飛行できたとしても意味がない。
目標の未来位置とは、索敵報告に基づく、
敵艦隊の位置、針路、速力から推測するものですが、
敵が現針路、現速力を維持して、等速直線運動を続ける
という前提で計算するものだから、当然誤差は含まれる。 >>51の続き
こちらの攻撃隊が到着するまで、
変針もせず、速力も変えずにいるなんて、
現実的ではありませんからね。
ただ航空機の場合、上空より捜索することができるため、
好天に恵まれれば、自機の周囲30浬程度は見渡せるので、
ある程度の誤差は許容できる。 >>52の続き
当然ながら、目標までの距離が遠ければ遠いほど、
また、索敵報告から時間が経過すればするほど、
誤差は大きくなるので、それだけ不利になる。
指揮官としては、
索敵報告を受けたら、できるだけ早く、
可能な限り、敵との距離を縮めて
攻撃隊を発進させることが第一の任務と言えます。 >>53の続き
先に紹介したホーネット攻撃隊は、その大半が
会敵に失敗しましたが、どうもこの航法計算を
間違ってしまったようです。
同じく『歴史群像』によると、
「(ホーネット)飛行長リング中佐が直率するSBD35機は、
ミッチェル少佐のF4F10機と合同し、0506時(日本時間)
日本艦隊に向かって265度方向に進撃を開始した」
(太平洋戦史シリーズ(55)日米空母決戦ミッドウェー)p133 >>54の続き
>>37の位置関係から明らかなように、
米空母から見て、南雲機動部隊は南西方向にあり、
攻撃隊の針路は240度前後になるはず。
265度だと、ほぼ真西方向になり、
日本空母部隊の背後に回り込む形になってしまいます。
狙ってやるのなら、結構だと思いますが・・・ >>55の続き
案の定、会敵できるはずもなく、
「ホーネットの航空団は、最初から運に見放されていた。
出撃前の航法計算時に算出した日本艦隊の位置が、
実際より40浬ほどずれていたため、
発進前に定めた進撃コースは、彼らを日本艦隊とは
まったく異なる地点に導くものとなっていたのである」
(同)p139
運のせいじゃないと思いますけど・・・ >>55
何度というのは北が0度を基準に時計回りに数えてるのかな?
となると真東は90度ってことか。 >>56の続き
ここで疑問に思うのは、
「なぜホーネット雷撃隊は会敵に成功したのか」
”出撃前の航法計算”とやらが誤りならば、
当然ウオルドロン隊も、艦爆隊と同様に
迷子になったはず。 >>59の続き
「だが先に進発したウオルドロン少佐が率いる
第八雷撃隊は、当初は指示された265度で
進撃していたものの、
少佐は発艦前に、ホーネットのエイカーズ航海長から
教えられた状況を考慮して、改めて航法計算を行ったらしく、
最初に指示された日本艦隊の推定位置が
間違っていることに、飛行途上で気づいた」(同)p139 >>60の続き
どうやら途中で、誤りに気づいたようですが、
これまたおかしな話ですね。
エイカーズ航海長から教えられた”状況”とは、
詳細は分かりませんが、南雲機動部隊の艦位
に関する情報でしょう。 >>61の続き
そんな重要な情報ならば、攻撃隊長である
リング中佐にも伝えられただろうから、
彼もまた知っていたはずです。
同じ情報に基づいた、敵艦隊の推定位置なのに、
人によって計算結果が違うなんて・・・? 明日は新年会でお休みです。
今週に入ってから、めちゃめちゃ寒いですね。
うちの会社では、昨日も今日も、定時で帰宅命令が出ました。
子供の頃は、雪が降るとわくわくしたものですが、
大人になると電車やバスの心配しかしませんねぇ
明日は鍋であったまることにします。
みなさまも、風邪などひかれぬよう
それではノシ >>64 寒い冬はお風呂に入って、潜望鏡プレイですな。
「敵の潜水艦を発見!」
”潜望鏡”をパクッ、しゃぶしゃぶ・・・ >>62の続き
>>60にあるように、ウオルドロン少佐が
航法計算の誤りに気づいたのは、
発艦後、機上で計算し直してのこと。
しかし、計算する度に結果が異なるなんて、
今話題の京大や阪大の入試問題みたいですね。
・・・答えがひとつに決まらない。 >>66の続き
日本海軍の場合、同じように飛行長や飛行隊長が
航法計算をするのでしょうが、ひとたび発艦して
会敵できなかった事例は、ほとんどない。
第二次ソロモン海戦の第二次攻撃隊くらいかな。
それにしても、第一次攻撃隊からの修正情報が
無線不良の影響で指揮官に伝わらなかったことが
原因で、
実際には、エンタープライズのレーダーが捕捉する
ところまでは接近している。 >>67の続き
練度が落ちていたと評されるマリアナ沖海戦でさえ、
索敵情報が間違っていただけで、それぞれの目標位置には
しっかり到達できている。
今回のホーネットのように、見当違いのあさっての方向に
飛んでいくことなんて、ありませんね。
アメリカ人って、算数とか苦手・・・? >>67
エンプラを撃沈できるチャンスだったのに残念だよな。
ミッドの教訓を活かして南雲長官(というか日本海軍空母艦隊)が出した戦果が
ホーネット一隻だけじゃね。 >>67
日本海軍の場合、淵田美津雄のように偵察員が編隊の長である場合には、
編隊長が航法を担当しますが、操縦員が編隊の長である場合には、
その長が操縦する機の偵察員が航法を担当するのではないでしょうか?
操縦員は厳密な航法の訓練は受けていませんから。
映画「頭上の敵機」の描かれ方だと、アメリカ陸軍航空軍の場合は、
編隊長機の航法士が編隊全体の航法を担当していました(編隊の
変針時期を間違えた航法士が自殺する)。 >>69 えー、「史上最悪の海軍記念日」まで追い込んだのに?
>>70 ありがとうございます。
例えば、珊瑚海海戦では翔鶴の高橋赫一少佐が
攻撃隊長でしたが、彼は艦爆乗り(操縦員)なので、
誰が航法を担当していたんだろうと思っていましたが・・・
後席の相方がやってたのかなぁ >>69
同海戦での日本側戦果判定は撃沈空母四、戦艦一隻だったので四空母の
仇は取れたと考えていた。 >>68の続き
今回は幸いにして、ウオルドロン少佐が、「正しい針路」を
見つけたのだから、攻撃隊全体で共有すれば良いのですが、
「0525時、(ウオルドロン少佐は)針路を240度に変え、
リング飛行長の指揮する、ほかのホーネット飛行隊
(艦爆隊、戦闘機隊)に対しても、”我に続け”と指示を出した。
だが、雲に隠れた第八雷撃隊を視認できず、
針路変更に気付かなかったため、針路を維持したまま
進んでいた」 (同)p140 >>73の続き
お約束の無線不良ですね。
日本軍機の機上無線が役に立たなかったことは、
よくネタにされますが、
サッチ・ウイーヴに代表される、無線を駆使した
緊密な連携というのは、米軍機のお家芸?であるはずなのに・・・
これら攻撃隊の合同では、全く活かされていない。 >>74の続き
ウオルドロン少佐にしても、曖昧な指示の出し方をせずに、
正しい針路を示すべきかと。
ただしホーネット隊は、各隊の洋上航法の伎倆は問題なく、
(間違った目標ではあったが)指定された海域には
しっかりと到達しています。 >>71
潜水艦がワスプ撃沈、サラトガ戦線離脱の戦果をあげてくれなかったから
空母戦で勝てたかどうかも怪しいよね。 >>76 まったく。ニミッツもモリソンも、
日本の潜水艦運用は間違っていた、と手厳しいですが、
大活躍ですよねぇ >>75の続き
一方のエンタープライズ航空隊は、
>「航法計算は正しかったが、伎倆が未熟で、その位置に到達できなかった」>>47
その証拠に、迷子になったのは先発の艦爆隊だけで、
後発組の雷撃隊と戦闘機隊は、問題なく会敵に成功している。
例えば、リンゼー少佐率いる雷撃隊(VT−6)は、
0506時に母艦を進発し、240度方向へ飛行、
0630過ぎには、南雲機動部隊を発見しています。 >>78の続き
先発したマクラスキー少佐麾下のSBD隊は、
それよりも前に到達しているはずでしたが、
彼らがやって来たのは、0700時を過ぎてからです。
いったい何をやっていたのでしょうか。 >>79の続き
「実際の進撃針路は、240度より南側の235度前後に
ずれており、日本艦隊がミッドウェー島からの航空攻撃を
回避している間に、予想より北西に移動していたため、
マクラスキー少佐が発見できなかったことが明らかになっている」(同)p143
う〜む、スプルーアンスが全機同時発進にこだわった
理由は、このあたりにあるかもな。 明日は同伴のため、お休みします。
嬢の昼職が決まったので、そのお祝いに。
普通の事務職のようです。
そこいらのOLさんが、夜には華麗に変身するのは、
萌え?ますね。
昼と夜のかけもちは、体力的にきつそうですが・・・
それでは、次回は金曜日にノシ 長官はミリなのに三高セレブなんですね
うまらやしい >>82 まさか。軍板の住人に、セレブなど無煙
本職のような冴えないおじさんは、キャバとかデリとか、
”お金を出さないと”、女の子に相手してくれないのです(泣)
普段はイケメンのカップルを見る度に、
「リア充爆発しろ!」と、呪いをかけていますw
>三高
いたって普通ですよ。あ、でも高チン長かも・・・むふふ [マクラスキー隊の進撃進路]
┌┘
┗┓ │
┗┓ ↑ ┌┘
┗┓ ▲南雲機動部隊 │
┗┓ ┏┛ ┌┘
0537×━━━×0617 │
(友永隊収容) ┌┘
│
×会敵予想海域 ┌┘
(240度方向) │
┌┘
▽マクラスキー隊
↓ (235度方向) >>84の続き
米攻撃隊の発進前、すなわち航法計算の段階での
位置関係は、>>37のとおり
ここから進撃進路を240度に決めたのですが、
攻撃隊を発信させた0430以降、
南雲機動部隊は、ミッドウェー島基地航空隊の
断続的な空襲にさらされていました。 >>85の続き
その間、回避運動のために、進撃速度は鈍ります。
また0530過ぎより、友永隊を収容するために
風上に立って東進したため、
当初米空母が予想した会敵予想海域より、
北方で変針することになった。 >>86の続き
とはいえ、航法計算にはある程度の”余裕度”を
とってあるはずですから、ちゃんと240度方向に
飛んでいれば、敵発見には成功したはず。
実際に、エンタープライズの戦闘機隊も雷撃隊も
会敵に成功したことは前述のとおり。 >>87の続き
ところが、マクラスキー隊の実際の針路は235度
さらに南にそれてしまったため、発見はかなわなかった。
その後、少佐の機転により、SBD隊は北に変針し、
南雲艦隊の背後から接近するという好機をつかみ、
奇襲成功につながったのですが、
それは全くの結果論であって、
空母攻撃隊としては、落第といって良いでしょう。 背後からっていうけど南東にMI島があるんだから当然警戒するべき方角じゃないの >>89 海軍将校は、港港に女あり、ですよ。
>>90 もちろん、全周に見張を立てているでしょうが、
米空母のいる北東と正反対の南西からやってきたのだから、
びっくりですよねぇ >>88の続き
これらホーネットやエンタープライズ攻撃隊の
失態と比べると、ヨークタウンから発進した攻撃隊の
全部隊が会敵に成功したことは、
それだけで「ミッドウェーの奇跡」に思えてしまいますよね。 >>92の続き
その成功の理由として挙げられるのが、
「雷撃隊に航法を担当させたこと」
「雷撃隊の航法担当に、風落の修正方法を教えたこと」(>>45)
まず前者について、
日本側の攻撃隊でも、通常は艦攻隊が
総指揮を執ることが多い。 >>93の続き
開戦以来の淵田総隊長がそれだし、
ミッドウェーにおける友永隊長もそう。
それは艦攻が三座(三人乗り)だからで、
機体の操縦に一人、
航法計算、誘導に一人、
無線通信担当に一人 >>94の続き
攻撃隊の指揮官機ともなれば、
艦隊における司令部に等しく、
正確な洋上航法により、全機を目標に導き、
また母艦からの通信による命令や、
各隊からの報告に対処して、適切に指示を出さなければならない。
単座の戦闘機や、二座の艦爆には荷が重いですね。 淵田中佐の97艦攻は、太平洋戦争では雷撃機として出撃したことはないはず。
水平爆撃のみ。 >>95の続き
米空母機の方も、事情は大差ないはずで、
三座である雷撃隊に、攻撃隊の総指揮を
任せた方が有利ということでしょう。
ただ、エンタープライズやホーネット隊が
迷子を出したのは、
「艦爆隊長が、総指揮官だったから」
というのは無理がありますね。 >>98の続き
もともと米空母攻撃隊は、日本空母と違って
分散進撃が基本で、
「わが海軍の進撃要領は、艦戦・艦爆・艦攻が
中高度を一団となって進撃し、敵発見後、
所要の高度につくのが常道であった」
(『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』)p397 >>9の続き
日本海軍の場合、全機が高度3千メートル附近で
一団となって進撃し、
敵発見の後、総指揮官から「トツレ」(突撃準備隊形作レ)
が発信され、艦爆隊は5千メートルまで上昇、
雷撃隊は1千メートルまで降下、
艦戦隊は制空隊が前方へ進出して敵戦闘機を排除し、
直掩隊が艦爆及び艦攻の護衛に付く。 >>100の続き
準備が整ったのを確認して、再び指揮官機より
「ト連送」(全軍突撃セヨ)と攻撃が開始される。
実に見事な統制ぶりですよねぇ
惚れ惚れします。 >>98
デバステーターは低速で航続力がないから性能的に厳しいよな。
もちろん飛行機のせいじゃなくてちょうど世代交代の狭間で雷撃機の更新が遅れてただけだが。 我が軍の空中集合と梯進隊形を戦隊規模で真似できる航空艦隊なんてどこにもないわけだろうが
それは鉄拳制裁と航空飲料によって尋常ならざる精神力を発揮できるから維持されていると思うと
手放しで喜べるものではないんだなあ >>104
失礼ながら、旧軍の悪弊批判に毒され過ぎた意見と思う。
小戦力の五月雨的な攻撃より集中させた一撃の効果を重く見て、
空母の集中運用に世界で初めて踏み切った決断こそを評価したい。
精神力向上は枝葉の要素に過ぎないと思います。
当時の無線電話の性能では、分散した空母の航空戦力の集中運用は
精神力に関係なく画餅でしかないでしょう。 集中運用で防空破られたから分散運用のほうがいいってのもたまに見るけど
すごく短絡的な見解だよな、日米ともに分散運用で防空がまともに機能したことなんてないのに >>103 ですよね。敵を発見したのに、指揮官がまだ到着しない
なんてことになりそう。
>>104 それと、ヒロポ(ry
>>105 同意。
まぁ軍事に関係なく、日本人は精神一到!ですからねぇ
>>106 ミッドウェーで出てくる”航空戦術”なんて、
たいていは結果論ですからね。 >>106
集中運用と分散運用の定義は知らんけど、
ミッドウェイのTF16とTF17は集中しつつも分散という形を取っているけどね
あの距離なら相互間で防空の連携が取れ、かつ被発見のリスク低減の期待からあの艦隊配置になっている
まあ軍板などでよく使われる集中運用と分散運用がどういう運用を指しているのかは知らんけど >>102の続き
それに対して、米空母はと言うと、
「米空母機は、隊内電話がよかったためか、
急降下爆撃機と雷撃機は、進撃中も攻撃開始時附近の
高度をとり、戦闘機はいずれをも支援できるように、
中間高度をとっていたようである」 >>109の続き
先に、攻撃時の高度は、
艦爆が5千メートル、雷撃が1千メートル(>>100)
と紹介しましたが、
アメリカ側は、空母を発艦した時から、
ずっとその高度を維持して飛行する。 >>110の続き
ここにも米空母機の伎倆不足がみてとれる。
大規模な編隊を維持することは難しいし、
敵前で迅速に展開することも簡単ではありません。
ある意味、「合理的」と言えますが・・・
ところが、この進撃法には大きな問題があり、
言うまでもなく「協同攻撃が困難」なことで、
すなわち、戦力の逐次投入による各個撃破という、
古来最も戒められる戦術の愚策につながってしまうのです。 >>110
戦爆雷が高度別で飛行したら航続力って問題にならないのか?
空気抵抗と燃費の関係で中高度の方が一番飛べて、高くても低くても航続力は下がるだろうし。 >>108
飛龍一隻の少数に被弾しまくってる失敗例じゃないですか
南雲さんならまだ防空できてた数ですよ 空母対空母の海戦で、日本海軍航空隊が集中運用で攻撃に成功したことありましたっけ?
ミッドウェー海戦では攻撃隊を出す前に被弾しているし、マリアナ沖海戦では
「七面鳥打ち」で酷い目に。
ガダルカナル攻防戦では、集中運用するだけの空母の数は揃っていませんし。 >>113
米軍的には成功例とされているけどな
失敗例とは誰が下した評価なのかは知らんし、なぜ唐突に南雲なら出来たという話になるのかも理解に苦しむけど >>114
そもそも集中運用の定義を決めないと何とも言えないんじゃないの? >>114
マリアナは集中になるのか?集中ではセイロンで空母への攻撃に成功してます
防空の話で攻撃は関係ないと思うが
>>115
アメリカさんはミッドウェーでの日本の防空も評価してますぜ、さらにアメリカも後で集中に切り替えてますぜ
ミッドウェーで日本は100機程度の防空に成功し、アメリカは10機程度の防空に失敗し、空母の性能で救われました
アメリカが成功なら日本は大成功だなw日本が受けた攻撃をアメリカが防ぐのは無理でしょう
勝敗だけに目が行ってミッドウェーで日本が受けた攻撃が異常だったことを全く考慮していない、結果論に過ぎませんね >>117
後で集中に切り替えているってミッドウェイ時の米機動部隊は集中なんだけどな
あの距離で連携が取れると考えられていたということ
だからTF16とTF17がなるべく互いの有視界内で行動させようとしていのであり、飛龍機空襲の際にTF17のF4FをTF16に救援を送っているのはそういうこと
勝敗面だけに目に行きたがりたいのはわかるけど、もうちょっと調べような
またミッドウェイでわかったことは、空母多数による防空は思ったより手強いだから別にその辺の矛盾なんて無いのだけど・・・
おまけに言えば、日本側は述べ40機近い攻撃隊を送ったわけで「日本は100機程度の防空に成功し、アメリカは10機程度の防空に失敗し」という極端で作為的な数字はやめた方がいいよ >>118
40機は送った数であって、アメリカは最初の攻撃から防空に失敗して被弾してるからw
20機程度と言ったほうがよかったかな
防空だけを見れば南雲はアメリカの5倍以上防いでいて少なくともミッドウェー時点では
南雲のほうが防空の成績ははるかにいいから分散すべきという結論にはならんわな
TF16とTF17の扱いは中途半端に感じるけど、何の利点があるの?
空襲のたびに仲間に戦闘機の救援を送り、有視界内で行動するということは
集中の一挙にやられるリスクと分散の戦力が分散するリスクの両方を負うことになるわけだが
救援を送ってる間に自分に攻撃が来たらどうするつもりだろ
戦闘機が多数いながら被弾したのもこの無駄な距離による遅れでもあったのだろうか >>117
そんな、ハーミーズみたいな小型空母相手の攻撃例を出されても。
アメリカの空母機動部隊は沖縄戦で戦艦大和以下の第二艦隊を壊滅させるときまで、
空母1隻分、多い時でも攻撃隊は空母2〜3隻分で、日本みたいに4隻、6隻というのは
なかったように思いますけど、そういうケースはありましたっけ? >>119
疑問に思うなら米軍がどう思っていたか調べればいいんじゃないか
米軍がそういう考えだったねに対して「俺はそういう結論じゃない」と言われてもちょっと困る
また、前提を無視か勘違いしている状態で「だったらどうするつもりだったんだろ?こうなんだろうか?」とか意味無いよ
>戦闘機が多数いながら
そんなに戦闘機多数居たっけ? >>119
ああ、あれか。もしかして
空母多数の一つの艦隊
と
空母少数の複数の艦隊
どっちが優れているかってこと?
そんな話したかったとは全然気付かなかった マリアナでさえ何機かは防空網を突破してるんだからそもそも防空しきるなんて無理がある
攻撃したもの勝ち ミッドでは最終的には母艦ごと沈んで日本の飛行機喪失が多いけど被弾までは米側の損害が大きかった。
何度も攻撃した側、つまり力で押し切って空母戦に勝った側の損害が大きいのは普通なのかな? >>120
空母戦って言ってたのに大和とか出されてもね・・・
攻撃だけで見れば、集中と分散のどっちのほうが優れているかなんて議論の余地すらないと思うけど?
リスクを論じるならわかるけど
>>122
そうだね
米軍の考えの話なんてしてないし、ミッドウェーの結果から分散が正しいという結論が出てくるのは短絡的って話だったはず
>>124
結局は数でしょうね >>124
状況とか運によるよ
ミッドウェイ海戦では南雲艦隊がかなり防空で善戦できてしまったけど
南太平洋海戦の南雲艦隊の防空はかなり失敗してる
因みに艦戦の総数はミッドウェイと南太平洋は実はあまり変わらないし、上空直衛の機数でも大きな差は無かったりする
上手い事迎撃に成功するか、会敵に失敗してしまうかで結果は相当変わってしまう
ただ、空母多数の艦隊の防空網は案外打ち破るの難しいのもまた事実だけど >>112 むしろ大集団で編隊を維持する方が
燃費に悪いかと。
>>113 これはヨークタウンの話かな。
「被発見のリスク低減」には効果があったのでは。
>>114 どこまでを集中運用と定義するかによりますが、
4隻以上となると、緒戦しか例がないですからね。
>>115 まぁ被弾するまでの日本側の防空成績は
ネ申レベルですからねぇ
>>116 全く
>>117 マリアナはむしろ航空戦隊ごとに分散してますね。
>日本は大成功だなw
この説明は分かりやすいですね。今度使わせてもらいます。
>勝敗だけに目が行って
同意ですね。
日本海軍はすべてが愚かで出間違っていて、
米海軍はすべてが優秀で正しかったとさ。 >>118 やはり定義が難しいですね。>集中と分散
少なくとも、アメリカ側は空母を集中させても、
攻撃隊の集中は無理ですがねw
>>119 その理屈でいうと、南雲艦隊だって、
最初はTBF6機、次にB−26 4機・・・で、
100機は総数に過ぎないでしょう。
何を比較しているのか、分かりませぬ。 >>120 米海軍は、空母は集中できても、
攻撃隊は集中できません。
>>121 まぁ、中途半端と感じるかどうかは、
見る人によるでしょうね。
ヨークタウンが被弾したことにより、着艦不能となった攻撃隊を
TF16が代わりに収容しているので、
うまく運用されたとは思いますけど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています