>>548の続き
一方、日本海軍の戦闘詳報は、
「整合性」についてはそこまで厳格に追求していない可能性があります。

以下は、過去の空母スレか戦艦スレに書き込まれた内容で、
あくまで私の記憶で、私自身は資料をまだ確認していませんのであくまで参考に。

エンガノ岬沖海戦で航空戦艦伊勢及び日向が多数の米海軍機を撃墜したという“エピソード”があるが、
1.戦後の両艦長の書籍証言より、両艦の戦闘詳報記載の撃墜数は共に少ない。
2.四航戦の戦闘詳報は、「両艦の撃墜数は過大」と判定している。
3.米側資料の撃墜数は更に少なく、両艦を攻撃した時刻自体が四空母撃破後なので、
そもそも激しい攻撃を長時間受けた訳ではないようだ。

つまり、1.及び2.のとおり、日本側の戦果判定は評価が異なる(「整合性」が取れていない)が、
四航戦司令部は両艦の戦闘詳報を訂正・変更するような処置は行っていないわけです。

(個人的には、行政処理手続きも含めて上下官庁は決裁文書等で無理に「整合性」を取る必要は無いと考えます。)