スレの最初の方で話題になっていた航法の話が朝日ソノラマ文庫「空母ヨークタウン」に出ていたので抜き書き

アメリカがミッドウエーの西方には全く気象観測所を持っていなかったためストレンジ気象長は信頼できる天気図を作成することはできなかった。
しかし異種類の風がヨークタウンと日本艦隊の間に吹いており、しかもこの風が異なった高度であることをつかんでいた。
ストレンジ気象長はヨークタウンのパイロットに海面に描かれる風の縞を観測して見かけの風向・風力に基づく風落を修正するよう勧告した。
この観測法はランス・マッセイ少佐の率いる雷撃隊によって実施されることになった。