>>871
>>873
アメリカ海軍の航空戦力は1926年のモロー委員会で「1000機」がぶち上げられたが共和党政権下で停滞していた。
が、民主党のルーズベルト政権下のビンソン・トラメル法で「1200機」を目標としてNIRA予算でマジで作り始めた。
一方、空母機動部隊もまだロンドン条約内の第一次ビンソン案まででヨークタウン級、ワスプ級の起工が決り艦載機だけでも450機程度は出現することが確定した。
これは、日本から見ればどう見ても渡洋侵攻の準備であり帝国海軍の焦燥感は図りしれない。

これに対抗するために日本もマル2、マル3計画で空母建造に狂奔し、翔鶴級と改装空母群で、どうにか対抗できる目処がたったんじゃないの?
(真珠湾攻撃時 399機)

開戦時の基本的な認識として、互いに1000機程度の航空機(内艦載機400機)をどう集中させ優位に立つかがポイント。
その前提の下で、ミッドウェイでの日本側の航空戦力の分散運用は全く不可解で異様。
アメリカ側も真珠湾や珊瑚海で大損害を受けてたわけだが
残存する航空戦力のほとんどをミッドウェイに集中させて迎撃してきたわけです。(360機)
それなのに、日本側は南雲機動部隊の248機しか集めていない。このヌルさはなんだ?
南雲機動部隊側が正規空母6隻すべてと改装空母群の集中を上申したのは戦前の経緯かみても妥当。
異様なのは、それを握り潰した山本。
しかもK作戦も不発で目前のハワイの空母数すら確認できなかった。