河野太郎外相は8日、中国の国際的な影響力拡大を念頭に、
「日本の外交は危機に直面している。今までと同じことをやっていたのでは国益を守ることはできない」と述べ、懸念を示した。
神奈川県茅ケ崎市であった支持者向けの会合で語った。

河野氏は「中東やアフリカに行くと、中国が建てたビル、国会議事堂、橋、道路。
どこへ行っても建設現場には中国語の看板が掛かっている」と指摘。

「かつて日本のODA(政府開発援助)拠出が世界一という時は、日本の外相が来なくても通った時代があった。
しかし、今、中国は世界中のほとんどの所で、日本のODAと民間企業の投資を足した何倍もの金額を落としている」と訴えた。

https://mainichi.jp/articles/20180109/k00/00m/010/042000c