https://www.nhk.or.jp/d-navi/science/special/special_171218_2/
「新・科学の世紀」特集
人類の活動領域は月へ

アメリカ“月周回軌道に新宇宙ステーションを
”ロシア“2030年月面有人着陸”

アメリカはことし10月、トランプ政権のもとで初めての国家宇宙会議を開き、ペンス副大統領が、
アメリカ人宇宙飛行士を再び月に送り、火星に向かうための基盤を作ると発表しました。
さらにこの2か月後の12月11日には、(ちょうど45年前、アポロ17号の宇宙飛行士が人類として最後に
月面に降り立った日)トランプ大統領自身が、宇宙政策の第1号として、火星への有人探査に向けた拠点を月に築くよう指示しました。
すでにNASAは、月の周りを回る宇宙ステーションを2020年代後半までに完成させる
「深宇宙探査ゲートウェイ」構想(DSG=Deep Space Gateway)を発表していますが、
月近傍に居住スペースや発電装置などを備えた巨大建造物を築きディープスペースへの
中継拠点にするこの構想が、政治的な後押しを得たのです。
この構想にロシアの宇宙開発公社「ロスコスモス」も歩調を合わせています。
ことし9月には、NASAと月近傍の宇宙ステーションの共同開発に合意したことを発表。


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