直撃弾防御と水中弾防御では舷側装甲の適切な傾斜角が異なる
大和はそこにこだわって上部と下部の装甲に違った傾斜角を持たせて、くの字部分が継目になった
その継目が結果的に弱点になった

サウスダコタは、最適傾斜角の違いは認識しつつも重量増を嫌って真っ直ぐの装甲板にし、アイオワにも引き継がれた
モンタナでは下部装甲を完全に上部と分離し奥に引っ込め継目をなくしたうえで、液層の厚みも増している

改善に次ぐ改善できりがないが、兵器の改善を放棄することは負けを意味する
大和の次の戦艦があれば当然改善されただろう