トランプ氏、TPP復帰へ方針転換 協定の大幅変更が条件か

 トランプ氏はスイスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説で、11カ国で合意したTPPについて「全ての参加国の利益になるのであれば」2国間あるいは可能性としてグループ全体での「交渉を検討する」と言明した。
 トランプ氏は今週、米経済専門局CNBCとのインタビューでTPPを巡る方針転換を示唆。貿易相手国はこれを歓迎しつつも、慎重な反応を示した。
 TPP交渉を主導している茂木敏充経済再生担当相は26日、日本の最優先課題はTPPを発効させることであり、合意に結びついた周到な交渉内容にトランプ氏のコメントが影響するのを容認すべきではないとの見解を示した。
 トランプ氏も側近も、コメントの真意について今のところ詳細な説明はしていない。ただ政権関係者は、復帰を検討するには協定の大幅な変更が必要になるとの見方を示している。
 トランプ氏のダボス演説前に記者団に対応した政権高官は同氏の考え方について、「大統領選の公約では、現在のTPPには参加しないとしていた。
そうした判断を堅持している」とし、「現協定は米国にとって良い取引とは考えていない」と説明した。

http://jp.wsj.com/articles/SB10815737711517744873704584007323396544970

TPPに参加して欲しかったらアメリカンルールを変えろ的な