中国は着々と準備を重ねている


軍事専門家によれば、中国が最近、台湾の周囲を回る「周回飛行」を増やしているのは台湾侵攻の準備かもしれない。

10月には、新たに公開された軍事関連の内部文書により、
中国軍が2020年までに台湾に侵攻する極秘計画を練っていることが明らかになったと、
ニュースサイトの「ワシントン・フリー・ビーコン」が報じている。

その計画はすでに動き出しているようだ。
1週間ほど前、中国空軍は戦闘機、爆撃機、偵察機を台湾領空へ送り出し、周回飛行を行った。

さらに12月17日には、H-6K爆撃機がSu-30戦闘機2機を伴い、台湾周辺を飛行する様子を収めた動画を人民解放軍が公開した。

「最近の周回飛行はきわめて異例だ」。
マカオの軍事専門家アントニー・ウォン・ドンは12月19日、サウスチャイナ・モーニングポストに語った。
「中国空軍はきわめて実践的かつ綿密に計画された周回飛行を実施し、最新の軍事情報を収集している」

従来の海軍や空軍のパトロールは型どおりのシンボリックなものが主だったが、いまや中国は
「新旧の偵察機や戦闘機も配備している......
これは、人民解放軍が台湾との戦争の備えを強化していることを示唆している」と、ウォンは指摘する。