さて、広多無そのものついて少々。
1回目の部隊実験前の「新野外通信システム(「広多無」は野外通信システムの一部)」は、音声の遅延(送信側の音声が、受信側で再生されるのにタイムラグが生じる)とか、データ送信時に瞬断があるとイチから送信のやり直しになる等の不具合があった。
これは直接耳にした事実。
で、1回目の部隊実験の結果等から不具合を洗い出してそれを改善し、再度部隊実験を行い不具合を洗い出してそれを改善し...

を繰り返した結果、新野外通信システムは東日本大震災後に大量に調達される程度にまで熟成されました。