議論ばかりだとスレチになってしまうので、兵器の方も

日本海軍:雲仙型重巡洋艦
基準排水量 公称10,000t
機関出力13万馬力
最大速力34kt
武装 50口径20.3p砲 2連装5基 40口径12.7p高角砲 2連装4基 61p魚雷発射管2連装4基
防御 舷側弾薬庫部127o 甲板弾薬庫部47o

ロンドン海軍軍縮会議において日本代表団は重巡比率7割を非常に声高に叫ぶ海軍を恐れた結果
会議内において米英に対して強硬な論陣で応じ、
優れた情報網を持つ米英は日本が本気で会議を蹴る可能性を危惧し、日本の要求を大幅に呑む判断を下す。
ロンドン海軍軍縮条約は重巡比率対米7割、全体比率7割を満たし達成、
この結果に軍令部もとりあえず満足し、代表団は大手を振って日本に錦を飾ることとなった。

そして対米重巡7割を達成した事で高雄型に続いて建造されたのが雲仙型2隻(雲仙・阿蘇)である。
とは言え先の会議で政府に対し散々喚いて要求のほとんどを通した手前、
さすがにこれ以上無茶をして政府と対立することまでは海軍は望んでいなかった。
この為、当初は高雄型の路線を継承し防御設計のし直しや更なる重武装化など凝ったことを考えていたが
一転して2隻の建造に対してコストの低減を優先することとなり、
ほぼ高雄型と設計は同様であり、高角砲が刷新されたのみとなっている。