日本海軍:大和型戦艦
基準排水量30,000t(計画)
機関出力6万馬力
最大速力25kt
武装 50口径30.5p砲 3連装4基 60口径15.5cm砲 3連装2基・2連装2基 12.7p高角砲 2連装6基
防御 舷側200o/20度 甲板100o

金剛代艦として建造された日本の新型戦艦。
第二次ロンドン海軍軍縮条約における「主力艦備砲12インチ・排水量3万t」に基づいている。
この制限下において金剛代艦に海軍が求めたのは
第一に依然対米6割である主力艦比率を少しでも埋めるための火力であり、
従来の35.6p砲に匹敵する性能と目される新型の50口径30.5cm砲を
12門搭載する事で高い火力の確保に成功したが、
代償として速度性能は長門型以下の25ktと、かなりの低速に甘んじている。

竣工後は結局戦火を交えることのなかったライバルである米ノースカロライナ型戦艦とよく比較される大和型であったが、
基本的には無難な設計であった大和型に対し、
ノースカロライナ型はより防御区画を圧縮するために12インチ砲4連装3基と言う主砲構成に挑んだ結果
複雑な4連装砲塔が重度のトラブルに悩まされ続けたこともあり、後世では大和型の方が優秀と評価されている。