ま、そもそもで言うならば、
・大陸に80万+関東軍20万の准戦時の兵站輸送の負担
・揚子江、華北の河川輸送まで含めた船舶舟艇の負担(中国系資本のほぼ全滅、引き上げによる日本からの小型船の持ち出し)
・外貨使用制限による既設航路と代替航路や物資への振り替え
といった混乱が同時に起きているわけですね。
こうした条件は、当然の事ながら、一般的な感覚に反映されるには時間がかかります。
ましてや、事変の好景気なんて海運業界でも当初は「南京陥落したら落ち着いて、事変の損害を補填する程度の荷動きじゃないか」とか、じきに収まるだろう的な一時的な好景気とみなすのが主流でしたしね。