わびさびが国家の文化として定着したのは武断政治を嗜好した江戸時代中期から
室町文化は幕府の貴族嗜好もあって平安から続く唐様式のスタイルが江戸時代の
前期までは国家の、上流階級の文化のメインストリーム
現在まで寺社のような伝統建築はそのアウトラインのデザインや建築構造は唐様式

豪奢と質素という点での転換点といえるのは鎌倉時代の中国伝来の禅宗文化の影響
ただこれも武家文化として発展したが、文化のメインストリームは唐様を重んじる
京を中心とする文化圏になる

紹鴎が提唱し利休が確立した文化形態は日本文化史の大きな礎となったけど
生きていた室町時代後期から織豊時代の文化の一側面の範囲にとどまっていた