次世代中国 一歩先の大市場を読む
14億「モンスター国民」のゆくえ 〜 中国社会の「法治」を考える
2018年02月22日
https://wisdom.nec.com/ja/business/2018022201/02.html

> 今年1月、成田空港で日本のLCC(ローコスト航空会社)上海行きの便が到着地の悪天候で出発できず、乗客が
>成田空港で夜通し足止めされる事態が発生した。航空会社の対応に一部の乗客が反発、係員と小競り合いになり、
>1人が警察に逮捕された。乗客たちは集団で中国国歌「義勇軍行進曲」を歌って抗議した。ご存じの方も多いと思う。
> この出来事を伝える日本国内のニュースでは、中国には根強い反日感情がある。その日本に対する反発から
>「人民よ、奴隷にならずに立ち上がれ」という内容の国歌を日本の空港で歌ったのだといった趣旨の解説もあった。
>そういう気分もないとは言わないが、主要な背景ではない。その例証として、日本以外の空港でも似たような構造の
>抗議事件は起きている。
> 空港で国歌を歌った中国の人々が言いたかったのは、「われわれ中国国民の安全で快適な旅行を保証するのは
>中国の統治者の責任である。その中には航空会社や外国の政府に圧力をかけて必要な措置を提供させることも含む。
>それを直ちに実行せよ」ということである。当然ながら日本を含む議会制民主主義の国にはこんな発想はない。自分の
>問題は相手との契約に基づいて自分で解決するのが当たり前である。だから「空港でのトラブルに国歌」という行動は
>何が何だか訳がわからないのである。
> そして今回の「国歌斉唱事件」は結果的に、中国政府の出先機関である在日中国領事館が収拾に乗り出し、ローコスト
>航空会社は領事館の顔を立てたのか、政治問題化することを恐れたのか、その間の事情はわからないが、普段は
>実施しないような特別待遇を中国人乗客たちに提供し、事は収まった。まさに中国政府は「責任」を果たしたのである。
>それは、こういう行動をしなければ政府としての威信が保てない統治者の苦しい立場の反映でもある。一方で中国
>政府は国民に対して「今後、こういう行動をしないように」とクギを刺した。

なんという迷惑な国民性だ・・・