兵頭と言えば兵頭二十八せんせいの記事

2018年03月02日 09:51
Jason Blackstone 記者による2018-3-1記事「Giving the Super Hornet More Punch: Think SM-6」。
米海軍は最近ついにF/A-18 スーパーホーネット用のコンフォーマルタンクを予算要求した。
これによって落下増槽を吊るす必要はなくなる。その空いたウェポンステイションになら「SM-6」が吊るせるぞ、という話が出てきた。
SAMを、超長射程のAAMにコンバートできるのだ。
これで往年のF-14+フェニックスAAMと同じ仕事、すなわち、至大距離にての敵CM母機そのものの撃墜を託すことができる。
対艦攻撃機のバックファイアを有するロシアが好戦的になってきたのと、中共がH-6Kを近代化していることに対応する。
今のスパホが増槽×3とアムラーム×6発を抱えて飛び出しても、迎撃半径は最大400マイル。
しかしF-18を存分に改修してブロック3にすると、4発の「SM-6 デュアル2」により迎撃半径を510マイルに延長できる。
「SM-6 デュアル2」は現在開発中。海面から発射した場合のレンジは130マイルである。
全長15フィート、重さ1800ポンド。
ただし急いでも今から2年以内には「SM-6」のスパホ運用は実現しない。2020年でもたぶん無理。