男性聖職者のためにほぼ無償で奉仕、修道女がバチカン誌で非難

http://www.afpbb.com/articles/-/3165960?pid=19895815

 アフリカ出身で20年前にイタリア・ローマにやって来たマリーさんは同誌で、
「聖職者に雇われている修道女の中には、夜明けとともに起床して朝食を準備し、
夕食を出して、住居を掃除し、洗濯してアイロンがけをしてからやっと眠れるという人々もいる」と語り、
「そうした修道女たちは義務を感じて沈黙を守っている」と話している。

 ポールさんは、修道女たちが、奉仕している上級の聖職者や教区と契約を結んでいることはめったにないため、
彼女たちは「微々たる額か、または無償」で働いていると述べている。

 さらに、修道女が病気になった場合は元の教区に送り返されて代わりの修道女が派遣され、
「代わりはいくらでもいるように」扱われるとし、「ある教会で30年間働いてきた修道女たちを知っているが、
病気になったときに、自分がそれまで仕えた司祭で見舞いに来てくれた司祭は1人もいなかったと話している」と述べている。

 契約書を交わさずに教師として働いていたというセシルさんは、修道女たちは
「好きなように使い捨てできるボランティア」だと見なされており、
そうした状況はまさに「権力の乱用」につながっていると主張している。