16インチ50口径の発砲サイクル
http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_16-50_mk7_firing_cycle_pic.jpg

駐退と複座で3.5秒
ばらすと駐退1秒、複座2.5秒というところか

発砲の衝撃は1秒の時間に分散されると共に、一部はグリセリンか何かの緩衝媒体の摩擦熱などに変換されるから、艦体への衝撃量も減る

アイオワ級の再就役時、発砲遅延を1秒にしたというが、駐退時間とだいたい同じ

遅延延長の理由が、砲塔のウィッピング(鞭打ち)解消にあると書いてあった
鞭打ちというのは、発砲反動の衝撃が離れたところで増幅される現象だろう
ミリ秒単位の発砲遅延では、砲塔にかかるストレスが過大ということ

砲弾の干渉防止のためには発砲間隔はミリ秒で足りるのに対し、艦体構造へのストレス緩和のためには間隔を更に空けて、砲身の駐退タイミングを一発ずつバラバラにした方が有利ということなんだろう