空気だけで推進力を得られる新型人工衛星用エンジンの開発に欧州宇宙機構が成功
https://gigazine.net/amp/20180306-esa-air-breathing-ion-thruster?
> 欧州宇宙機構(ESA)が、世界で初めて「空気を取り入れて加速させることで推進力を得る」という仕組みを持つ空気吸入型の電気推進器の開発に成功したことを発表しました。
> この推進器により、比較的低めの地球周回軌道を飛ぶ人工衛星が空気という無限の「推進剤」を使って飛び続けることが可能になります。


エアブリーチング・イオンエンジンきたぁぁあああああああああ!!!!!
ESAよくやった!
まあ高度200km想定のあくまで実験室の実験だけど、そこはそれ!

通常、イオンエンジンはキセノンを電荷して加速・噴射させるんだけど、キセノンは高価な元素なんで、大型機に使うには莫大なコストがかかる。
なんでイオンエンジン周りにしても、たとえば大気中に豊富なアルゴンを使うとか研究されてるわけだが、
今回のは地球の大気圏すれすれを飛ぶ超低高度衛星のためのイオンエンジンだな。

宇宙空間は高度100km以上、偵察衛星が高度400〜600kmあたりなんだが、高度が低ければ低いほど、小さな観測機材でも地上を細かく観測できる。
そこで本邦が打ち上げた実験機「つばめ」などが目指してる(現在、軌道上で試験高度までの降下中)
大気圏すれすれ高度200〜300kmをイオンエンジンで空気抵抗をキャンセルしつつ飛ぶ超低高度衛星が研究されてるわけだ。
https://i.imgur.com/yrCX9IF.jpg

こういった用途の衛星のために、宇宙空間の希薄大気を取り込んでイオンエンジンの推進剤にするというのが、エアブリーチング・イオンエンジンだな。
これが実用化すれば、イオンエンジンの寿命いっぱいまで地球の大気圏すれすれを飛行できる。