さてエジンコートの主砲塔は12インチ連装だが1基あたりの重量は467トン
実は同時代の他の12インチ砲塔と比べても1割以上軽い
そんだけ無理してるわけ
それを27500トンの船体に7基積んでるから、主砲塔が占める重量比は全体の12%

伊勢は700トンの主砲塔6基を31260トンの船体に積んでるから重量比は全体の13.4%(扶桑だと664トンなので13.0%)
砲塔数を減らした分、全体の重量を圧縮できた効果が1〜1.4%の数字になって現れている

7砲塔艦にするなら主砲塔の総重量が同じだとしても全体の構成比が下がってその分排水量は増えてしまう
13.5インチ7砲塔で、史実伊勢や扶桑と同じ3万トン級で収まるかはかなり疑問
仮に重量比13%とすれば32000トン級に、12%なら35000トン級になる

同時代においては設計思想や技術力に各国とも大きな差がないから
よほど特異な方針を採用しない限りはどの国が設計しても排水量のゾーンは同じようなエリアに収まるのね
帝政ドイツの極端な防御重視主義みたいなのが例外といえる
(高速戦艦はある意味別カテゴリーなのでまた話が変わる)