自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は16日、森友学園に関する決裁文書改ざんへの安倍晋三首相の対応について
「部下がやったことに責任を持つのがトップだ」と述べ、
政権は「もうそろそろ終止符を打った方がいいのではないか」と首相退陣論に言及した。

ブルームバーグのインタビューで語った。
村上氏は、財務省理財局が文書を改ざんした当時の局長だった佐川宣寿氏を昨年7月、国税庁長官に就任させた任命責任を挙げ、
安倍首相、麻生太郎財務相は「潔く責任を取るのが筋ではないか」と述べた。

さらに、「今回のことは繕えば繕うほど、長引けば長引くほど」、
自民党への「ダメージが大きくなるだけだ」と述べ、早期の事態収束を求めた。

文書改ざんに関して「忖度(そんたく)、指示があったかは別にして安倍昭恵首相夫人が後ろにいたことは大きな影響力だ」とも指摘。
「今回のことは全て安倍首相に起因」したものと語った。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-16/P5O70S6JTSEA01