>もっとも、日本の有人宇宙船開発が本格化するのは1970年代に入ってからだし、最初期はチューブ入りの
>練り物辺りから始められただろうから、宇宙食として開発したフリーズドライやレトルト食品が民生や軍用に
>スピンオフされるにはいくらかのタイムラグがあったでしょう。
80年代あたまにオーストラリアと共同で長期滞在実験をやったと書いてある。アポロでの採用が1969年、スカ
イラブでの長期滞在用メニューが1973年、フリーズドライ食品のデモをSky-Lab Foods.Incがやったのが1976
年というから、それに合わせるとNASDA発祥のフリーズドライ食品の普及は90年代ということになる。
>☆世界での日本の宇宙開発と有人宇宙飛行はこちらの世界線とは全く比べ物にならないハイペースかつ
>潤沢な予算とリソースで進められたから、長期宇宙滞在に必要不可欠な宇宙食の開発にも相応の予算が
>投じられたでしょうな。
人員予算が10倍でNASAと同規模にしたところで、現実のアメリカのような圧倒的な航空宇宙産業やこれまた
自衛隊の10倍規模の軍事費に支えられた人材プールがあるわけではない。だいたいフリーズドライの言い出
しっぺは10万単位の兵力の兵站軽減を狙った陸軍で、そっちが予算出してた。結局、コストが5倍以上って部
分で投げて、特殊部隊用とか宇宙食とか需要がニッチになって、その宇宙食の栄養カロリーバッチリ計算と同
じ要領で病人食を作ったり、軽いことを売りにハイカー用とかこれまたニッチな需要に手を出してたわけで。
フリーズドライもレトルトも、NASDA宇宙食のスピンオフを待ってられない。元号が変わる頃になっても商店街
は7時で閉まってコンビニも無く、ご飯はお母さんが作って家族揃わないと食べないというならともかく、カデナ
ママや穂積みたいに女性の社会進出まで労働力の勘定にいれないと日本が回らない以上、日本におけるイン
スタント食品の膨大な需要を満たすためには、タイムラグどころかNASDAに先行して民需によって開発されて
ないと、時系列としておかしい。NASDAスピンオフという設定のために、カップ麺から具がなくなるからだ。
HLで史実のアメリカを逆転するくらいにハイペースはハイペースだけど、10年遅れのスタートで史実のインスタ
ント食品の隆盛を追い抜けるほどにハイペースなわけではない。
佐藤大輔 102
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116名無し三等兵
2018/05/28(月) 02:43:53.77ID:PiWK4Wtz■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
