ん、話はやや逸らしたが、
私が指摘したいのは、帝国陸軍は大陸利権のために長期に渡って大陸に軍事介入していた。
帝国陸軍の規模はその流れで順次拡大されて、終に政界でも同調者が増えた現象だ。

日清戦争と日露戦争こそ勝ったが、勝つための長期的な軍事出費は少なくない。
まあ、勝ったのでいくつの利権と植民地を入手した、それを良いとして、シペリア出兵が失敗した時点でこの流れが破綻し始めたと思う。
つまり日本帝国は根本的に大陸を統治するに普段の戦力が足りない、仮にそのような戦力を長期維持したいでも経済が破滅する。

例えば日本陸軍は台湾を統治したのはいいが、大戦後半までイギリスような現地民を募集して安価な植民地部隊を作ったことはない。(警察はあるが)
日本人よる帝国陸軍だけ頼って、それを拡大しつづける結果はあのようになったのだ。
日本帝国は欧米のように植民帝国になりたいが、帝国陸軍の先生ドイツはそもそも植民帝国としては三流なので、その国民皆兵制が植民帝国に向いてない。
イギリスもフランスも本国の軍隊と別に安価な植民地部隊を作ったのだ。