仮説だが、帝国陸軍の攻勢主義には前期・後期の二期があるのではと。

○前期「攻勢主義」
・主導者 永田鉄山、小畑敏四郎世代
・影響 ドイツ兵学(モルトケ、シェリーフェン)
・理論的骨子「運用の妙」
戦争の不確実さから第一会戦を制することで群衆心理学的衝撃を敵に与え心理を操作。
・結果 満州事変、支那事変

○後期「攻勢主義」
・主導者 服部卓四郎、秩父宮世代
・影響 フランス兵学(フォッシュ)、皇国史観
・理論的骨子「統帥の妙」
皇国史観による倫理的正当性により消耗戦に精神的耐久、攻勢を主動し彼我消耗戦を生起させ戦勝
・結果 大平洋戦争全般、大陸打通作戦、捷号・決号作戦、陸自の創隊時代の教義

それほど外れていないと思ってる。