>>331
アメリカの場合、
空母は自前でE-2とCAP機を展開できる
強襲揚陸艦の作戦時には空軍や海軍空母航空団が必ずエアカバーする

だから戦闘機をAEW代わりに使うなんて馬鹿げた真似をアメリカはしない
そもそも戦闘機をそういう使い方をすれば機体も乗員も急速に疲弊してしまうので現実性ゼロ
(ロシア防空軍が数に物を言わせてMiG-31やSu-27シリーズを横列編隊で飛ばせて迎撃だけでなくAEW代わりの仕事もさせるという話はやり繰りに使える機数が文字通り桁違いだから参考にならない)

アメリカのLHA/LHDがAEW機を持たないから日本だって同様にやれるという論理は現実を無視しており完全に破綻している
アメリカと日本とではエアカバーの能力が違い過ぎるからだ

日本の軽空母がエアカバー下で安心して作戦展開できるようにするには、空自の戦闘機やAWACS/AEWを現状よりもずっと増強することが先決
軽空母をどうするなんて日本が考えるのは空自戦力がもっと充実して日本周辺海域を常時エアカバーできるようになってからの話

いずも軽空母化と騒いでいる人々はアメリカ揚陸艦を取り巻く状況と日本の状況との違い、そしてその違いに基づく優先順位の付け方を正しく認識できていない

そして空自のエアカバーが届かない海域でも海自が作戦行動する必要があるというのならば、海外(例えばフィリピン)に空自基地を借り上げるか
自前でエアカバーできる能力を持つCATOBAR空母を保有するか、真剣に考えねばならない

いずれにしても軽空母を基幹とする艦艇部隊では他者がエアカバーしてやらなければチャイナの脅威下では危なくて展開できず
その事実を無視して作戦展開すればチャイナにとっての高価値で美味しい的になるだけ