>>349
なにも具体的かつ細かい寸法諸元を明らかにする必要はない
ただこれを考慮するとしないとでは、
1.後で搭載したいデバイスが出来たときに無理な設計変更を強いられる
2.デバイスの開発経緯において道標を一つ失うことになる

「未来はどうなるかわからない」というのは典型的な兵士型・現場型の戦術的発想で、これは広義のデザイン作業においては不適当
将来の展望をするというのは、未来像から曖昧さを除去して抽象化する作業であり、これは妄想や画餅ではなくshapeであり戦略的発想の範疇
いま手元にあるものから積み上げていくのではなく、まず大方針ありきで、そのデザインの元で必要なものを開発し組み合わせていくのが正道
その中で無駄なものを切り捨てていくことでリソースの分配を適正に行うことで製品が形になる

ATD-X等に絡む防衛省の事業の進め方に希望があるのはまさにそういった点だったが、F-3の開発に手をつけた途端に兵士の発想に逆戻りしてしまった感がある