/^l
  ,―-y'"'~"~"~゙´  |   >744 一般論を書いてみるもさね。対空戦闘能力を追求した機体は
  ヽ          ;:       まずT/W比が高くなるもさ。
  ミ:  ´-――- ` ミ
  ゙,   づ⌒/⌒と ミ       そして総重量に占めるウェポン重量の割合は低くなるもさね。
  彡  .: : :⌒'⌒: : : ミ
   '; (⌒):::::::::::::::: ⌒)       このような機体で長時間滞空させようとすると、巡航高度を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       高く設定することになるもさ。

場合によっては空戦性能や離着陸性能ではなく巡航性能で翼面積が決まることさえあるもさね。

さてこのような機体はパワーも翼面積もあるからより重い荷物(対艦対地装備)を載せるのは楽々……。

と思えてしまうもさが、F-15CとF-15Eがどれほど違う機体かを想起してほしいもさね。

FIとしての運用を優先してウェポンベイを対空装備を載せるギリギリまで縮小し、また滞空時間を稼ぐために
主翼構造をギリギリまで軽量化していた場合など、さらにMRF化が辛いことになるもさ。

ここで、

「将来はMRFにするのだからウェポンベイは大きく設定し、FI運用時はAAMと機内増槽を載せておく」
「主翼構造等も将来の荷重増大を想定しておく」

ならばFS任務向けに改造するときには楽になるもさね。
しかしこの場合、FIとしての性能は低下するもさね。「FIとしては無駄な大きさと重量を持つ」ことになるもさ。

これらは結局「飛行機は前進することで相対風を受けて揚力を発生させて飛ぶ」という原理に起因するもさ。

大推力で燃費の良いターボファンエンジンの出現がこの問題を緩和したもさが、それでもなお
「仕様の段階でどの程度の割り切りするか」から逃れることは出来ないもさ。