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ロッキードのCFR小型核融合炉が米特許を取得-----人類の生活を一変させる可能性
https://aviation-space-business.blogspot.jp/2018/03/cfr.html

https://www.power-technology.com/wp-content/uploads/sites/7/2017/09/Compact-fusion.jpg

ロッキード・マーティンが世界を一変させる可能性のある小型融合炉(CFR)で特許を交付された。
予定通り進展すれば同社は、ニミッツ級空母一隻あるいは一般家庭8万軒に十分な電力を供給できる
海運コンテナ大の試作機を早ければ来年にも公表する。

2014年に同社は装置作成に取り組んでいると発表し、スカンクワークス(カリフォーニア州パームデール)で
小型核融合プロジェクトとして進め、目標は5年で作動型融合炉を完成させ10年で実用型を完成させることと明らかにした。
核融合は太陽内部と同様の仕組みで核融合反応の封じ込めが中核部分とされる。
核分裂では原子がぶつかり合ってエネルギーが生まれるが、核融合炉ではガス状燃料を加熱し
圧力で原子をイオンと電子に分割し自由イオンが重い核に融合される。
この過程で膨大なエネルギーが放出され化石燃料を燃やす通常の化学反応の百万倍超となる。
だがこのためにはガスを保持しつつ高度のエネルギーを持つプラズマ状態を維持する必要がある。温度は華氏数億度になる。
これが反応炉の性能を制約する。と言うのは作動不良が恐ろしい結果になるためだ。

「トカマクの問題はプラズマ保持に限界があることでこれをベータリミットと呼ぶ。
プラズマ圧と磁気圧の比率でみると平均的なトカマクのベータリミットは低く、封じ込め圧の5%相当しかない。
自転車タイヤに例えると空気を入れすぎるとタイヤが壊れ破裂するようなものだ。安全運転のため限界近くにはできないことになる。
CFRではこの問題を回避するためプラズマ封じ込めに画期的な方法を採用した。
プラズマをチューブ状リングに封じ込める代わりに超電導コイル多数で別の磁場を作り
プラズマを反応室内に広く封じ込める。超電導磁石をコイルの間に装着し反応室の外に磁場を作る。
自転車用タイヤを破裂させてしまうのではなく、強い壁に向かって拡張するチューブを使っているわけだ。
CFRのベータリミットは1で、つまり100%さらに上を目指している」