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いやこれ加登川氏の「帝国陸軍機甲部隊」に既に第13回軍需会議の経緯が載ってるし
同書に、独立混成第一旅団編成以前の戦車旅団増設についても載ってたはず。
(もともとの戦車旅団の編成拡大について、これになければ、学研ムックの「帝国機甲部隊」の方にあるはず)

どうも小峰氏は、加登川氏の「帝国陸軍機甲部隊」の95式採用時の議論を元ネタとして、他のスペック系記事付け加え、この記事を書いたように見受けられるのですが・・・

資料以前に、正しい知見を得るには正しい読解力が必要というだけの話ではないか?

ちなみに独立混成第一旅団が機械化騎兵としてみる根拠になりそうなものといえば
編成装備が、95式軽戦車と、94式軽装甲車からなっており、94式軽装甲車が騎兵採用車輛であることぐらいなのですが・・・

89式中戦車は遅すぎ(そもそもその遅さが機動戦車としての95式軽戦車の開発原因)なので新編部隊の編成車両としては不適当
とはいえ全部、95式軽戦車で揃えるには時間と予算が不足しており、94式軽装甲車で部隊の車両数を水増した可能性も捨てきれないと思います。
(確かもとの第3/第4大隊編成時の理由がそれだったような・・・)

この問題は、独混第一編成以前の、第1/第2戦車旅団新編時(つまり第3/第4大隊の編制経緯)を調査する必要があるはずです。
ここを調べなければ、独立混成第一旅団の母体が機甲(歩兵)か騎兵かの断言はできないはず。