4連装ともなるとバーベット径自体が最初から大きいので、砲塔マウント幅も含めた更なる拡大は避けたかったでしょう。
左右方向だけでなく、出来れば砲塔の前後方向の寸法も詰めたい。

そのMk7は、俯仰の支点となる砲耳から砲尾までが短く、それもあってか尾栓機構周りはカウンターウェイトも兼ねるゴツい造りですね。

英仏伊の最大艦の幅が申し合わせたように上限110フィートなのは、数々の汎用ドックを使用する際の利便も関係してるのでは。
ビスマルクの元ネタの35サンチ砲を塔載する41,000tの仮称艦Fの幅が36mなのは、実験艦を使った水中爆発試験で

「爆圧の伝搬を吸収するには最低36mが必要やん」

という結論が出てしまい、どうやらドイツ人はその41,000tの仮称艦Fを、35サンチ砲塔載艦の「最低サイズ」などと考えている節もある訳です。(笑

全ての新鋭艦に果たしてその艦幅が必要なのかはともかく、防御計画や航洋性、復原性、動揺性能までを考えると、軒並み33m止まりで横並びのそれらの艦
はもうちょっと幅があった方が色々とイイ事がありそうですね。米英の条約艦は、出来れば長さも。

もちろん排水量はオーバーしますが。(笑

( ^ω^)