米戦略家たちの常識は「陸自は縮小が必要」

米軍関係者の一部は、近年頻度を増した陸上自衛隊との合同訓練や情報交換などに
よって陸上自衛隊の現状を理解するにつれ、以下のような意見を口にするようになった。

「今日、日本が置かれている軍事的環境ならびに日本の国防予算規模から判断すると、
陸上自衛隊の人的規模、兵力およそ15万名は大きすぎると思われる。
反対に、中国海洋戦力(海軍・空軍・ロケット軍)の飛躍的増強に鑑みれば、海上自衛隊
と航空自衛隊の規模はあまりにも小さすぎる」

「日本にとって妥当と思われる防衛戦略から導き出せる『陸上自衛隊が果たすべき役割』
を土台にして必要兵力を算定すると、5万〜6万名といったところが最大規模ということに
なる。反対に、海上自衛隊と航空自衛隊の戦力(艦艇、航空機そして人員)は相当思い
切った増強が必要になり、最小兵力はそれぞれ10万名前後ということになる」

8万〜10万名もの人員削減を実施するとなると、(3万名程度を海自・空自に回すとしても)
5万〜7万名近い人々が陸上自衛隊から去らねばならないことになる。
「トモダチ作戦」にも参加した経験のある米海軍や海兵隊の人々が口にするのが、
「退役陸上自衛隊将兵を母体とした災害救援隊の創設」というアイデアである。
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