(CNN) スウェーデンの家具大手イケアの名物メニューとして世界中で親しまれているスウェーデンミートボール。
ところが実はトルコが発祥だったという真実がスウェーデンの公式ツイッターアカウントで明かされ、ファンに衝撃を与えている。

「スウェーデンミートボールは実は、国王カール12世が18世紀初頭にトルコから持ち帰ったレシピに基づいている」。
スウェーデンは公式アカウントでそう指摘、「事実に目を向けよう」とツイートした。

この発表に対しファンの間には衝撃が走った。
「私の人生全てがうそだった」と落胆した様子のユーザーに対し、
スウェーデンの公式アカウントは「あまり自分を責めないで。時は今から始まる!」と慰めの言葉をかけている。
事実に落胆したり面白がったりする内容のコメントも殺到している。

過去の歴史を振り返って、カール12世の時代にはまだ国家としてのトルコは存在していなかったと指摘する声や、
「事実を教えてくれてありがとう! トルコのもの大好き」という声も。

スウェーデンミートボールはブラウンソースにマッシュポテトやコケモモのジャムを添えて食べるのが一般的。

国王カール12世は1697年に15歳で即位し、当時オスマン帝国(後のトルコ)の支配下にあったベンデル
(現在のモルドバ共和国ベンデルイ)に数年間滞在。
1715年にスウェーデンに帰国した際に、ミートボールのレシピを持ち帰ったとされる。

トルコ国営アナトリア通信によれば、カール12世はコーヒー豆やロールキャベツも持ち帰ったという。

https://www.cnn.co.jp/m/fringe/35118680.html