ドコモ、マンホール型基地局を開発

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1116226.html

 NTTドコモは、地面に埋設するような形で設置できるマンホール型基地局を開発した。
半径90m程度の小さなエリアをカバーするもので、景観を守る地域や、遊園地などでの設置が想定されている。
既に札幌で検証がスタートしており、今夏には沖縄、今秋には東京渋谷で実験が進められる。

マンホール型基地局は、地面に穴を掘ってアンテナ装置を設置、上から蓋をして一見するとマンホールのような形になる小型基地局。
設置用の穴は下水道など既存のものは用いず、この基地局のためだけに掘る。
また一般的なマンホールの蓋は鉄製で、耐荷重が最大25tとのことだが、今回は同じ耐荷重を実現しつつ材質にFRPを採用して電波が外へ届くようにしている。

 マンホールの真上に人が立っても、電波の強さは電波法令に従った形になる。
アンテナ部分は深さ10cm程度のところにあり、穴には基地局装置を設置することもあれば、外部にある基地局装置から繋いだりする。
バックボーン回線である光回線や電源となるケーブルも埋設される。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/img/ktw/docs/1116/226/02_l.jpg