>>623
アサド政権は地方政権として存続を認める。
シリア北部、南部は西側傘下の勢力でシリアを3分割するのが落としどころかな。

西側としては北部のイラク〜トルコ間の回廊の確保が重要で、ここに中東〜EUまでの石油ガスパイプラインを引ければ当面の目標は達成される。
シリアの民主化は前任者オバマの理念だから現米大統領が我関せずと出てもやむを得ない。

しかしこのパイプラインが稼動するとロシアにとっては致命傷で、国の存亡にかかわるとして絶対国防圏とでも唱えて何としても阻止しようとするかもしれない。

西側にとっても譲れない一線であるわけで、前世紀以来の100年戦争ともいえる冷戦態勢の総仕上げ、最終戦争たる第3次地域中戦への地ならしは着々と進んでいる。

今次の戦争の最終目標は旧ソ連崩壊時に不完全に終わったロシア連邦部分の解体、特にヨーロッパロシアとアジアロシアの切り離しだ。
これにより、19世紀帝国主義国家の最後の遺物たるロシア帝国が最終的に解体され、残りは初期鉄器時代古代帝国の遺物たる中華帝国のみとなる。