企業「リストラした技術者が海外の同業他社に流れた。まさかそんなという思いだった」


中韓などへの技術者流出、リストラと冷遇という日本企業の自業自得であることが明らかに

IT(情報技術)バブル崩壊やリーマン・ショックが00年代に発生し、
居場所を失った半導体技術者らは引き続き海を渡って活躍の場を求めていくことになりました。

その理由はもちろん高賃金高待遇です。
記事内ではサムスングループの「年収は額面で3割以上高く、単身者でも3LDKの住居に住める」といった話や
今年に入っての東芝の技術者に対する「年俸3千万円。工場立ち上げが軌道に乗れば5千万円の成果報酬を約束します」という、
日本企業に比べれば「破格の高待遇」と言うしかない話を紹介しています。

今年6月には中国の通信機器大手Huawei社が学士卒の新卒初任給を40万1000円としたことが大きな話題となりましたが、
優秀な人材を高い報酬と十分な待遇で迎えることは日本を除いた世界の常識と言っていいでしょう。

なお、ネット上では「サムスンなんかに金で釣られて入っても数年で技術だけ盗られてポイ捨てされる」という嫌韓混じりの迷信が囁かれていましたが、
この記事内では前述の技術者が「12年のサムスン退社後も同社出身という抜群のネームバリューで韓国での職探しで苦労することはない」事が明記されています。

技術者が高賃金高待遇で海外に流出するのであれば、引き留めるために必要なのは海外の企業よりも高賃金高待遇であることは火を見るよりも明らかです。
しかし、残念ながら日本企業は未だに技術者の待遇改善には消極的なままです。

https://buzzap.jp/news/20171009-japan-technoroly-leak/