悲しいなあ


日本が防衛費ランキングで韓国に抜かれる日

国際紛争研究で著名なストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が集計・公開しているデータベースを用いて、日本周辺国の防衛費の20年分(1997年〜2016年)の推移を見ていこう。
SIPRIのデータを元に、日本、中国、韓国、台湾、ロシアといった日本周辺国(北朝鮮はデータ無しなので除外)の防衛費の推移を以下にグラフ化する。

周辺国では日本の防衛費は「中程度」

一見して明らかなのは、2000年代に入ってから中国の防衛費が各国を引き離していることと、韓国・ロシアの増加傾向、そして日本・台湾の横ばい傾向だ。
1990年代の一時期、日本はアメリカに次ぐ世界2位の防衛費であった時期もあったが、今や周辺国の間では中程度と言ってもいい。

今や、経済成長を背景に中国の防衛費が周辺国を圧倒している状況にある。
周辺国の増加ペースを遥かに超えており、2016年の段階で日本の防衛費の5倍以上になっている。
昨年の防衛費から1%程度増えて過去最大と騒がれる日本の状況とは、天と地ほどの開きがあるかもしれない。