メイドロボット資本主義は最高さ。
金髪・巨乳!!
今でも覚えている。大きな女(ひと)だと思った。
黒海の畔からカリフのハーレムへ献上された奴隷女をモチーフとしたらしい。彫りの深い派手目な顔、大きくて青い瞳、厚みのある唇。骨太い体格に、パンッと張り出した大きくて豊かな胸、スカートを押し上げるお尻、減り張りのきいた曲線を描くボディライン。
長い金髪をアップにまとめ、メイドキャップに収めたその姿は、近世において洗濯場を仕切り、今はパワーレシオに優れたのメイドロボットのブランド名となった洗濯女中に相応しい出で立ち。
そして、母性を感じさせる軟らかな声。
これがメイドロボットなのか。

次の休みに温泉に行こう。
夜、帰宅した僕は、ジャケットを彼女に預けそう告げた。
勿論、お前もだ。
お帰りは、などといいかけた彼女に命令した。
はい、旦那様。
クールに返事を返したつもりだろうが、その嬉しそうに胸元で組んだ指が、軽やかな足取りがその企みを台無しにしているぞ。

温泉宿、四畳一間の薄暗い寝室。
ほうら、旦那様の大好きなお乳ですよ。
両手を組みはだけた浴衣から大きく深い谷間を作った乳房をこれでもかと協調する彼女。風呂上がりのほんのりと温まった白い肌と洗浄材の香りが僕の理性を削っていく。
浴衣の下はなにも着けていないんですよ。ほら。
何とも艶やかな声。両手ではだけられる裾の奥に僕の視線は釘付けられ、心臓は高鳴り、込み上げた熱情h……。

旦那様。また上の空で。
むぎゅうと押し付けられた重く柔らかなものに僕の思考は中断される。ああ、そうだった着替えの途中だった。

旦那様……。
後ろから僕を抱き締め、背中越しに顔を寄せる彼女を感じる。妄想に熱しられていた股間はよりその熱量は増した。

あらあら、まあまあ。大変なことに。
お食事は、もう少し後で、よろしゅうございますか。
任せる。適当に返事をした僕は、股間に降りていく彼女の指に、全てを任せることにした。
ちなみに夕食はかなり遅くなった。