シリアにおけるイランの伸長を快く思っていない
だからイスラエルのイラン関係への攻撃は黙認してるわけでな
ただロシア的にはシリアでの影響力維持には
イランによるシーア派ネットワークの恩恵を受けているのも確かだし
思った以上にアサド政権にイランががっつり入り込んでるので
全面的にロシアの言うことをきかない状況
そういう意味で今回の空爆はロシア的にもイランとアサドへの警告となり得たわな
とにかくイランのシリアにおけるシーア派ネットワークを少しでも排除するという点において
イスラエルロシアサウジ欧米にとっては大なり小なりあれども利害が一致する点だからな
まぁシリアがイランの影響力を排除するのならば
欧米はロシアの属国としてアサド政権の存続は認めるとは思うが
アサド政権はイランの影響力を維持するだろうな
そして中東での親ロシア派のシリアを失いたくないロシアとしたら
それにずるずる引きずられるだろうし
チェチェンのシャーフィイー派の武装組織が
イラクの混乱によってチェチェンから中東に出払っている今の状況は
ロシアにとってはそんなに悪い話でもないからな
ロシアにとってみれば欧米を敵視するスンニ派過激派にシンパシーを持つ
チェチェンのシャーフィイー派の過激派がシリアに来て
アサド政権も含めたシーア派武装組織と衝突している
現在の状況はまぁそこまで悪くないからな
敵の敵が味方ってわけでもなく
敵の敵はこちらの敵でもあり味方でもある
っていう状況がめんどいよなぁ中東