「漫画村出稿メール」を独自入手 「偽名営業」「取引先は海賊版サイト」元代理店従業員が語る異常な実態 (1/2)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/17/news110.html


――漫画村は広告代理店にとって利益率の高いサイトだったのでしょうか。

情報提供者:2017年末の場合、漫画村のアクセスは数万件あるものの、発火件数は毎月50件程度と非常に少ないです。つまり割の良いサイトではありません。

――漫画村には毎月どれぐらいの利益が入っていたのでしょうか。

情報提供者:最近でいうと、2018年の1月が最もアクセス数と発火件数が大きかったのですが、
A社グループのブランドの一つ「D」から漫画村の窓口会社へ支払われた報酬はたった数万円です。
あれだけアクセス数があるサイトなのに1カ月で数万円、これは異常な低さです。
A社グループの別ブランドではこの数字の10倍近い発火(売上)が上がっていたようですが、それでも数十万円程度です。

――先ほど漫画村の窓口会社、という言葉が出てきました。運営には法人が関与しているのでしょうか。

情報提供者:都内の広告代理店、X社が漫画村の窓口です。
各代理店が漫画村関連で連絡を取りたいときは、漫画村に連絡するのではなくてX社を通すことになっていました。
運営にはさらにいくつかの会社や人が関与している可能性がありますが、私は実質的な運営はX社自身が行っている可能性もあると感じていました。