中国にも弱点はある。
その前に中国という国を理解する必要がある。
中国風に謂えば「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」にあたる。
中国は共産党が13億人を支配する国と思われているが誤りである。
日本人に分かりやすく謂えば、各地の軍閥が武力で支配する幕藩体制のような国である。
中国共産党とはいわば公家のような存在であり、中国において実権を握っているのは実際には軍人なのだ。
中国共産党は軍の下部組織であり、国家の大事は党中央委員会という、いわば諸侯の代表たちによる合議制によって行われている。
日本でいう国会にあたる全国人民代表会議とはただのパフォーマンスの場でしかなく、始めから決まっているストーリーを演じている劇にすぎない。