ボーイングが旅客機で海外企業に分担生産させるのは
分担生産させた企業がその国の航空会社にボーイング機を採用するよう働きかけさせる為
その国の市場での影響力を確保してトータルでボーイングに利益が出るようにする為に分担生産している
F-3単体ではボーイングにはさほど利益がなくとも日本企業と協業することにより
ボーイング機の軍需・民間双方の市場での影響力を確保する為にやる
つまりF-3に協力する代わりにその他の分野でのボーイング機の採用を三菱や川崎、
更にそのバックにいるメガバンクを通じて日本市場でのボーイング機採用を増やすためにF-3開発に参加する
ロッキードがF-22改造案なんて出してきたのも似たような事情で
正直言ってF-22改造案なんてほとんどアメリカ空軍で2030年代に採用される見込みはない
それよりはF-104,P-3C,C-130,F-2,F-35と多くのロッキード機を採用してきた日本市場で
その影響力を確保しておきたいという思惑があるから
昔のFSX選定時のMD社みたく強引なことをやるより国際協業が常識な今日では
トータルでの影響力を確保するほうが長期的に利益が得られるから