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  ヽ    ´ ∀ `   >501 逆もさよ。CFRPによる飛行機構造は、小さい半径の曲面があるほど難しいもさ。
  ミ .      O
  ゛;   づ⌒  ヽ_    日常目にするCFRP製品が極端に小さな半径の曲面を持つものであることが
  __ミ    ソ       ヽ  錯覚を招くもさが、CFRP飛行機構造は「大きい方が容易」もさ。
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/  もちろん、大きな部品は試作コスト、不合格品の廃棄コストが嵩むもさ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それでもなお、787の主翼は作れてMRJの主翼は作れないほどに難易度が違うもさ。

ここで「ではもっと小さなF-2の主翼はどうなのか」と疑問を持たれると思うもさね。

戦闘機の翼をCFRPで作れるのは、旅客機に比して文字通り桁違いに短い寿命しか求めず、また残り寿命の見積もり精度が
甘くても許容されるからもさ。
旅客機と戦闘機とでは、機の生涯において預かる命の総数が全く違うもさ。

同じ理由で、もっと小さなエアレーサーやアクロバット機、あるいはレーシングカーのウイングなどをCFRPで作れるもさね。